狭小地の3階建て|20坪台の土地で建てる間取りと法規の注意点
更新日:2026/10/28
都市部では、20坪前後の「狭小地」も珍しくありません。2階建てでは2LDKがやっとの土地でも、3階建てにすれば3LDKも可能です。ただし3階建てには、2階建てにはない法規の注意点があります。
狭小地で3階建てにすると、どのくらい広くなる?
たとえば間口6m×奥行13m(約78㎡・約23.6坪)の土地。建物の幅は、隣地との離れを取ると5m弱になります。2階建てでは延床25坪前後が限界でも、3階建てなら延床40坪以上の3LDKが入ります(建ぺい率80%・容積率300%、前面道路6mの場合の例)。
3階建てで確認したい法規
容積率(前面道路の幅に注意)
3階建てでは、延床面積が容積率の上限に届きやすくなります。前面道路が12m未満なら、住居系の地域では「道路の幅 × 0.4」が上限です。道路4mなら160%、6mなら240%。指定容積率が300%でも、道路の幅で制限されることがあります(建ぺい率・容積率とは)。
高さの制限
- 第一種・第二種低層住居専用地域では、絶対高さ10mまたは12mの制限があり、3階建ては難しいことが多くなります。
- 道路斜線、北側斜線、高度地区で、3階部分の形が制限されます。屋根を片流れにしたり、3階を道路側から後退させたりして収めます。
防火の規制
- 防火地域:3階建ては耐火建築物にする必要があります。
- 準防火地域:木造の3階建ては、準耐火建築物など一定の防火性能が必要です。窓の防火設備も求められます。
防火の規制が厳しいほど建築費は上がるため、土地の防火指定は早めに確認しましょう。
構造計算
木造3階建ては構造計算が必要です。設計費や期間に影響するため、建築会社に確認しておきましょう。
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狭小地で3階建ての間取りをつくる →狭小地の3階建て・間取りの工夫
- 2階リビング:周りの建物に囲まれた1階は暗くなりがち。日当たりのよい2階にLDKを置くのが定番です。
- 1階にビルトインガレージ:車庫部分は、延床面積の5分の1まで容積率の計算に入りません。
- 水回りは2階か3階に:浴室・洗面を寝室と同じ階に置くと、朝夕の上下移動が減ります。洗濯物を干すバルコニーの近くに洗面所を置くのも有効です。
- 階段を家の中心に:階段の位置で各階の使いやすさが決まります。廊下を作らず、階段のまわりに部屋をまとめます。
- 収納は階段下・小屋裏も活用:床面積の限られた狭小住宅では、すき間の収納が効きます。
3階建てのデメリットも知っておく
- 上下の移動が多い(将来はホームエレベーターを検討する家庭も)
- 2階建てより坪単価が上がりやすい(構造・防火・足場など)
- 3階の夏の暑さ対策(断熱・日射の遮へい)が大切
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狭小地で3階建ての間取りをつくる →※ この記事は一般的な目安です。実際に建てられる大きさや必要な手続きは、敷地ごとの条件や自治体の条例・指導によって変わります。計画の際は、役所(建築指導課など)や設計者・建築会社にご確認ください。